松山から八幡浜へ
2月。愛媛県松山市から車で約1時間半、日帰りで八幡浜(やわたはま)市へいってきた。松山からちょいと足をのばす海辺のドライブと言えばこのコース。
八幡浜付近は愛媛の名物といわれる「じゃこ天」と「みかん」で有名な土地だ。
国道56号線から長浜方面へ海側へ右折(バナナ館が目印)。青い看板道なりに行けば、八幡浜へ到着する。
旅の到着地点は、「道の駅みなっと」。
ここでは海産物やみかん等が販売されていたり、海鮮食堂、炭火焼き小屋なんかもある。「八幡浜港」隣りにある施設だ。
双海の有名なじゃこ天を食す
途中、リニューアルした道の駅ふたみ(双海)でトイレ休憩。
夏は海水浴場として賑わっている場所。駐車場も広く海水浴シーズン以外は気軽に立ち寄りできるスポットだ。
道の駅から少し松山よりの道沿い(八幡浜方面に向かって左側)に、愛媛では有名な地元のおばちゃんたちがやっているじゃこ天屋さんがある。
以前は道の駅ふたみでやっていたじゃこ天屋さんだったが、道の駅リニューアルと共に閉店。地域の方たちの強い要望にて、「ふたみじゃこ天」として復活した。
1枚150円。正直に美味しかったです!!!
焼酎一杯!!といいたくなるようなそれ単体でつまみの主役になれる味わい。
ふるさと納税でも【じゃこ天 双海】で検索すれば見つかるので興味のある方は現地に行かなくてもこちらで試してみるのもいいかもしれない。
しかしやっぱりできたてかも(笑)。
八幡浜のブランド 真穴みかん
海沿いの道には2月というのに、すでに菜の花が咲き始めている。
八幡浜は温州みかんの種類で「日の丸みかん」や、「真穴みかん」の産地である。
真穴みかんは八幡浜の真穴地区で栽培されるもので、赤いブランドマークのシールがついている。
色々等級もあると思うのだが、素人には普通のみかんと何が違うのかあまり分からないものもあるだろう。
一口サイズで食べれるようなコロンと小さく、皮がうすそうで模様の点々がつまっており、色のよいものを選んでほしい。甘くて皮が薄く口触りのよい、いわゆる真穴みかんらしい美味しさを味わえるかもしれない。
真穴みかんのシーズンは12月頃。
世界マーマレード大会で金賞
八幡浜の「道の駅みなっと」では季節の柑橘が買える。
ここで女子が気になるお土産といえば、「マーマレード」だろう。
2019年、八幡浜で日本初のマーマレード世界大会が行われ、そこで金賞を受賞したのが八幡浜の(株)アトリウムの「ライム&ゆずマーマレード」だ。
八幡浜に移住された素敵な女性がつくっている一品。みなっとの一角で販売されている。
愛媛の高級かんきつ 甘平(かんぺい)
今の季節(2月)でいうと旬のかんきつは「甘平(かんぺい)」だ。
「紅マドンナ」は、愛媛の高級柑橘として有名になっているが(旬は12月)、甘平は県外の人にはあまり馴染みがない。
その名前の通り、少しひらべっちゃくて手のひらにどっしり乗っかてくるような重厚感があり、みためはまさにミカンの王様のような雰囲気。
愛媛では紅マドンナにつぐ人気の高級かんきつだ。食感は八朔(はっさく)とみかんの間のような感じ。はっさくより甘みが強い。
みかんよりミカンな、みかんジュースを探す
雑誌で見た、みかんよりミカンの味がするという「きわみジュース」を求めて、「道の駅みなっと」から車で約10分、濱田農園へ。残念ながらみかんのシーズンが終わっているせいかシャッターはしまっていた。
そのまま海沿いに小道を走ると、急な斜面のミカン畑が間近にみれたりと、何だか少し冒険的な気分にもなりつつ、たどり着いたのが「おさかな牧場 シーロード八幡浜」。もうどれくらい使われてないのか分からないが、ここで海釣りが以前は出来ていたようだ。
やはりこの辺りはお日さまが照り温暖なのだろう。日差しもやわらかく何だか一足早い春の訪れを感じる。長袖一枚で車から出ても大丈夫なくらいだ。
この陽射しであのおひさま色のミカンが育つんだなぁ、と感じつつ。
続く・・・↓
(2023.2月)